桜の記憶 ~その七

  祖母が声を押し殺してないている。 時折、細い肩がちいさくふるえる。 真っ白なレース糸で編んでくれたお花の形のコースター。 おけいこかばんにいれてくれた水色の「さかな」の刺繍。 冬にはまっ…

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