しっぽをください。

たくさんの

出会いと別れを超えてきたけれど

いつも残るのは

少なからずの後悔と懺悔。

 

 

大好きな鳥の唐揚げを

たくさん食べさせてあげたかった。

 

髪の毛をモミモミする癖を

嫌がらずにさせてあげればよかった。

 

 

最後だったのなら・・・

 

大好きだった外に

連れて行ってあげればよかった。

 

もっともっと・・・

 

 

 

「何度見送っても後悔が残らないことがないんよね。」

 

と、ぴぐもんに何の気なしにつぶやいたある日。

 

 

ひなじぃとのメールの練習の内容。

 

ひな:あいしてます。

 

ぴぐもん:死ぬまで、愛してね

 

 

おいおぃ、、、

”愛してる” じゃなくって ”愛してね” かぃ!

 

ぴぐもんらしいけど。

 

 

 

昔、書いた

もしもしっぽがあったなら

 

自分で書いたのに涙が出た。

 

 

今あるこのぬくもりは

永遠ではないこと。

 

変わりない明日は

決して約束されたものではないこと。

 

忘れがちだけど。

 

コトバを持たない動物たちは

なにも見返りを求めずに

ひたすら「好きです、愛してます。」

 

なのに、

コトバと知恵を持った人間たちは

「ねぇ、スキ?愛してる?」と疑問形。

 

 

自分が一番、

素直じゃない。

 

 

たくさん後悔をしてきたけれど

できるなら、自分がいなくなるその時には

思い残すことなく行きたいな。

 

 

どうか神様、

わたしにしっぽをください。

 

「大好き!」

 

とめいっぱい振れるしっぽをください。

 

 

箱入りさば

 

さば

 

 

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