最後のキス~大好きよ、ちゅら。

2014年の”ちゅら”

「ちゅら、よく頑張ったね。大好きよ」

「僕も」

そういってる気がした。

 

早かった呼吸が徐々にゆっくりになって

静かに静かに風になった。

 

ほんとに静かで安らかで

ただ眠っているようだった。

 

あまりにもあっけなくて

少しの間、ボーっとしてしまった。

お腹が上下していないことで

はじめて「死んだんだ」とわかった。

 

薬と通院を止めて

二日目。

 

たった一日とほんの少し、

ゆっくりで穏やかな時間を過ごせた。

 

もう少し、

残された時間はあると思っていたのに

その時は不意にやってきた。

 

”ちゅら”がいなくなるかもしれないと

想像しただけで底知れない不安と恐ろしさに

押しつぶされそうになっていたのに、

ココ(ウチ)にいると

なぜだか不思議と寂しさを感じない。

ココにちゃーんといるという実感がある。

 

ふわふわ柔らかな体に触れることも

甘えて呼ぶ鳴き声を聞くこともできないけど

ちゃんとそばにいるという確信がある。

 

大好きだった”ガンジー”の命日を選んだんだね、ちゅら。

もう、”くり”や”ろく”に会えたかな?

きっと一緒に思いっきり走り回ってるんだろうね。

 

最後のキスへの

いつもの激しすぎるお返しはなかったけど

9年間、

楽しくて幸せな時間をありがとう♪

 

また、会おうね

ちゅら。

 

きっと

また会おうね。

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