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「さば」の病気が発覚してから
一年と3ヶ月が過ぎた。
父と母に、
特に母には異常なほど可愛がられ
もともとのお嬢気質にさらに磨きがかかり
ほかの猫たちには意味もなく威嚇しつつ
人間達には
“猫なで声”で甘えてこくびをかしげて見せる。
いもうといわく
「ぎゅぅうう~ってしたいけど壊れそうでできん」
そんなかよわさを漂わせる。
悪女。
そういえば
こんな風に”裏表”のはっきりしてる女の子、いたな~!
はっきりしすぎててかえって気持ちいいぐらいだけど。
とうとう両目とも
深い湖のようになった「さば」の目。
最近、時々左目だけ透明になる。
で、しばらくすると
またもとの白濁した湖にもどる。
いもうとは
「治るんかも!」と単純に喜ぶけど
ねこもりやはなんだかこわくて喜べない。
こんな風に父母の間にちょこんと座り
対戦をじっと眺めてる姿をみるとほんとにほっとする。
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さばちゃん、
幸せなんですね^^