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昨年暮れ、大晦日。
戌年生まれのひなじいが入院した。
みーやんが作ってくれた年越しそばを
「あー、美味しかった!」と汁まで全て平らげ
いつもよりほんの少し長風呂をした後、
突然、呂律(ろれつ)が回らなくなったらしい。
救急車で運ばれはしたものの
意識はあるし、手足も動く。
脳梗塞との診断ではあるものの
みーやんがいてくれたおかげで
対応が早く大事に至らなかった。
救急隊員の方も「とにかく時間勝負」と言っていた。
これが、ぴぐもん一人だったらと思うとゾッとする。
昨日、集中治療室(ICU)から一般病棟に移り
やっとやっと一息つけた年越し。
言葉も日に日にはっきりして
昨日は、ほとんど聞き取れるようになった。
ICUにいる時から
「iPadを持ってこい」
「スマホを持ってこい」
と、看護師や医師を驚かせていたひなじい。
ちゃんと、自分が入院した日の日記も
わざわざ遡ってつけていた。
これも欠かせない毎日のルーティーンのひとつ。
ほかにも、
神棚の水と榊の入れ替えとか
新聞の切り抜きとか
ごみの分別など・・・
ひなじいのこだわりはたくさんある。
ひなじいの存在の大きさを
突然の不在で知る愚かさを
ぴぐもんは悔いているだろうか。
ぴぐもんと病院の家族控室で迎えた戌年。
忘れられない年越しになった。
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