「さば」の病気~その後1

さば

左目と同じように
黒目がとおくに見えるようになって一週間。
今朝、お薬がきれたついでにと
「さば」をともない
病院へ行ってきた。
すこし、早めに出かけたおかげで
いつもは座れないほどにごったがえしている待合室も
比較的静かで
待ち時間に持ってきた「平岩弓枝」の本も読めた。
「やはり同じ症状・・・」
「かわいそうだけど、いずれ失明・・・」
「緑内障・・・」
診察室のなかでは
先生のおっしゃることを
一言も聞きのがさまいと必死のはずなのに
診察室から出てきたとたん
いろいろなことが不鮮明になってしまう。
単に歳のせいなのか、
自分の精神状態を維持するための動物的防御本能なのか。
いずれにせよ、
守らなくてはいけないのは
ねこもりやの精神状態ではなく
当の本人の不安なこころだ。
すこしづつ見えなくなる今まで見えていた世界。
あれだけ
走り回っていた
長いブロック塀も
ひなたぼっこに最適のおとなりのお家の屋根も
普通に歩けていた家の中でさえ
きっと
今後は大きな障害になる。
ただ、
今はいたって元気で
食欲も人一倍で
食事時にはいつもどおり
必ず寄り添うように「おこぼれ」を待つ
見慣れた光景がある。
P.S
最近、めっきり寒くなったせいか
どこかで死んでしまったんじゃないかとあきらめかけていた「てん」(♀)が
日に何度となく帰ってきては
ゴロゴロと甘えてはひと寝入りしては又出かけていくという
少し、知恵のついた夜遊び中学生のようになっておりまする。

6 comments Add yours
  1. 日に日に弱っていくかもしれない子を見ていて辛いでしょう・・・。
    でもねこもりやさん居てこそ今の生活があるんだよね。
    もし完全に見えなくなったとしても、ねこもりやさんの存在を感じるだけで、その子は安心するんだと思う。
    ずっと傍にいてあげて…

  2. ショックだ。
    でも飼い主さんがよくてよかった。
    ほんと良かった。
    少しでもよくなりますように。

  3. うちのおばば猫は白内障でほとんど目が見えません。
    「しま」さんの言う通り、不便にはなるものの、
    そんなに生活に支障はないと思いますよ。
    おばば猫はよく壁にぶつかってビックリしてますが(笑)
    さば君のそんな姿見て笑えるようになる日が来るといいね(^?^)

  4. 目がみえなくなるなんて、ショックです。
    みえなくなると、どうなるか
    全然想像がつかないけど、頑張って元気でいてほしいですね。
    ヒゲがあるから、以外に大丈夫なのかな?
    そうだといいな・・・

  5. 目が見えなくなると走り回ることは難しいけれど、
    嗅覚、聴覚とヒゲを使って家の中なら上手に移動できると思います。
    障害物はどけておかなければなりませんが・・・。
    だれがどこにいるのかもちゃんとわかるようですよ。
    もちろん、ねこもりやさんがどこにいるのかも。

  6. 「さば」君に、ご飯や美味しいお魚を食べて
    「見えなくても得られる幸せ」がひとつでも多くありますように。。。
    夜遊び中学生。。。(^^;)どこに遊びに行っているのかなぁ。

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