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暇を持て余して、毎日ひたすら帽子か布草履を作っているこの頃。
毛糸のちょっとチクチクする手触りがなんだか嬉しい。
小学低学年。
ただひたすらに、くさり編みを長く長く編み続けるところから始まった編み物ライフ。
それは、その時々の愛する人たちへの贈り物としてひと編みひと編みが温かい思い出につながっている。
色とりどりの鮮やかな糸で編んだ大きな三角ストールは、そろばん塾への行きかえりに頭からすっぽりとぬくぬくと包まれるようにかぶるのが定番。
大好きだったばあちゃんへの長編みのマフラーはシルバーグレー色。
バレンタインに送った真っ白なマフラーは、今では笑えるけどその時の純粋でまっすぐな気持ち。
20歳の時に初めて挑戦した編みこみ模様のスキージャケットは我ながら上出来で当時、遠距離での付き合いだった彼は大切に着てくれていたのを思い出す。
ぴぐもんに編んだ大作のカーディガンジャケットは、袖が重いと袖をちょん切られ、ただのチョッキになっていたっけ。
その後も、歴代の彼氏に、アランセーター、帽子、手袋などなど。
着るのが照れ臭い(こっぱずかしい)いかにも手編みって感じじゃないクオリティーだったはず。
職場の先輩や友達にも、驚き喜ぶ顔が見たくてストールや手袋、帽子。
姪っ子やその子(るる)にも。
自分にはジャケットやレギンス。
思えば、人生のその時々に
その頃の情景とともに、編んださまざまなものが思い出される。
そして、いま。
暇に任せて、編み棒を、かぎ針をちまちまと動かす日々。
実は、人気のダカラちゃんのニット帽やベレー帽なんかをちゃんと売れるレベルにもっていこうと修行中。
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