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虹ケ浜の海の家で拾った「ターボ」と名付けた黒猫。
綺麗な金色の瞳とツヤツヤの黒光りする毛並みを持った「ターボ」には、真っ赤な首輪がよく似合っていた。
以来、黒猫には真っ赤な首輪がお決まりに。
「ふくろう」も「ろく」も二代目「ろく」も、そして「ちゅら」、「うらら」とずっとずっと赤い首輪。
たまには、タータンチェックの場合もあったけど、やっぱり赤のタータンチェック。
マスク作りから始まったミシン生活は、「うらら」の首輪にも変化をもたらした。
4センチ×30センチ程度のハギレでできちゃう首輪はお手軽でエコ。
どんな細長いハギレも捨てられない。
生成りのメルヘンプリントも、グレーの水玉も白黒のギンガムチェックも。
黒猫って、どんな色も不思議と似合うってことに今更ながら気づいた。
「うらら」は、歴代の黒猫のなかで、唯一の「女の子」。
生後3か月程で、ねこもりや家の子になった「うらら」。
警戒心が強くて臆病だけど、愛情表現はめちゃくちゃ激しい。
ねこもりやの顔面に全力で頭突きをしてくる時の「ちりん、ちりん」と鳴る鈴の音に幸せを感じる穏やかな二人っきりの暮らし。
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